インターカラー

諸般の事情によりYAMAHA WR250Xを中古で探すことにしたワタクシ。

2017年現在、新車でラインナップされているボディカラーは白か黒。過去には青もあった。

 

そしてさらにはYSP Limited Edithionとしてインターカラー(黄×黒)も限定数ながら存在していた。


地味な白や黒にくらべて、このカラーリングはワタクシの感性にグッと訴えるものがあるのです。

 

本当はフレームや足回りが黒で統一されているWR250Xよりもアルミシルバーのフレーム、倒立らしさを主張するゴールドのフロントフォークといったカラーリングのWR250Rの方が見た目は好みである。

 

どうせなら、この限定色を纏った車両が欲しいのですが、そこは如何せん限定車。

 

ただでさえ台数が少なく、所有した人はやはり、そのカラーリングが気に入っていて簡単には手放そうとはしません。

 

ですので中古車市場に出回る数が極端に少ないのです。

 

それもWR250Rの方でしたらまだしも、WR250Xの方は輪をかけて少ない様です。

 

そんな希少車を探そうってんだから、話は簡単じゃないわけです。

 

それでも根気よくGooBikeさんを覗いていると、あったんです。しかも、自宅からそんなに遠くないところに。

 

さらに言うと、車両価格と乗り出し価格も低予算のワタクシには嬉しい設定額。

 

これは仕事が一段落する週末には見に行くしかない、と心に決めたワタクシ。

 

念には念を、とその週の水曜日に一度、在庫確認の電話をし、近々見に行きたいと思っている意向を伝え、一方でそのお店のポリシーで取り置き・商談中等の扱いは一切しない、との説明を受ける。

 

なるほど、売れてしまうリスクを心配すると同時に、なんとか一度出逢いたいと一層強く思うようになる。

 

そして週末、なんとか土日の休みを確保したワタクシ。

 

実はGooBikeで探しながらも知り合いのバイク屋にも並行して探している事を持ち掛けていたので、まずはそちらに出向くことにした。

 

2017年2月 土曜午後 埼玉県内の知り合いのバイク店にて、希望のインターカラーではないものの、お手頃価格設定のWR250Xを見積もってもらう。

 

2008年式 黒 7800km オプションとしてリアフェンダーレスになっている。

タイヤは一度交換されているようで、銘柄不明なものの暫くの間はそのまま乗れそう。バッテリーは極端に劣化が見られなければ現状渡し。他店舗から取り寄せだがその料金はかからない。

これで、自賠責60ヶ月で乗り出し額 約¥560000也。

 

まぁ、悪くはない。車両の状態は外装の傷をさほど気にしないワタクシにとって悪くはなさそうだし、高くはない。

 

ひとまず保留として、知り合いと立ち話をしてやはり気になる車両を見に行く旨を話す。その時、できたらエンジンのかかった状態を見たいなぁ、なんて話すと、近くにYSP店があることを教えてくれた。

 

一度見てみようと思い、そのYSP店に立ち寄る。

 

するとそこにはWR250Xの試乗車が!!

 

予約なしには無理かなぁ、なんて思いながらも一応、お店の方に聞いてみると、すぐに試乗可との事w

 

これはラッキーってことで、試乗させてもらう。

 

以前に一度WR250Rを試乗したことがあるが、そのときは跨って両足のつま先は地面につくものの、信号待ちの度にちょっとした不安を感じるかもな、なんて思ったもの。

 

それに比べるとWR250Xはだいぶ足つきに余裕があり、軽さと線の細さから扱いに安心感があると思いました。

 

オドメーターは700km以下と、少なさに驚いたので聞いてみると、その車両は今年に入って試乗車としておろしたばかりのものだという。

 

試乗を終えたところでお店の方とお話。ダメ元でインターカラーを探している旨を伝えると、なんと!約1ヶ月前に新車で売れたという。

 

インターカラーの外装キットを大事に保管しておいたが、どうしても欲しいという群馬県から来られた方に売ってしまったということだった。

 

マジかよ…。

 

ワタクシだってその場にあったら即買います!と言いたいところです。

 

ガッカリしながらも、ある疑念が湧いてきたワタクシ。

 

実はこちらのお店のように大事にインターカラーの外装キットを保管しているところがあるのでは…?と。

 

しかし、虱潰しにYSP店に電話をかけて確認するのも如何なものかと思い留まった。

 

そしていざ、目的のお店に行こうと、更に念のため電話をかけ在庫確認。

 

しかしその時既に17時近かったが、そのお店は19時までだという。

 

ナビによると目的地までは約2時間半とのこと。

 

ムムム、このお店に立ち寄りあまつさえ試乗までさせてもらったことがアダとなったか。

 

しかしここはとにかく、向かうしかない、と決断。一路、南へ。

 

辺りは暗くなり始めるが、それでも、久しぶりに思いっきり愛車CL400に乗れる喜びを噛み締めながら走る。一般道を。

 

しかし時間の経過とともに遅れていく到着予想時刻。

 

18:00 到着予想が19時を大幅に超えるため、この日は諦めることに。

 

実はこの日は久しぶりに友人と飲みに行く約束だったのだ。

 

翌朝、午前中から動く。東京マラソンのため都内は大規模交通規制の最中である。

 

進路上にある某YSP店でもう一度エンジンのかかる状態を確認していくことに。

 

10:00を少し回ったところ。都内某YSP店。店頭にはWR250X。静かな店内には他に客は居ない。

 

エンジンをかけてもらえるか聞くと、いいですよ、と鍵を持ってきてくれた。

 

エンジン音、排気音を確認。スロットルを少しだけ煽る。

 

軽く礼を言って、昨日ふと湧いた疑念の真偽を確認するべく、思い切ってYSP限定外装なんてないですよねぇ、なんて話を振ってみる。

 

すると、なんと!あるかもしれないとのこと。

 

電話でなにやら確認をしてくれた。待つこと10分程。

 

その、まさか、である。

 

1台だけ、用意できるとのこと。

 

思わず見積もりを頼む。

 

2017年モデルの新車で、値引きは無し。オプションも特になし。新車でYSP店なのでおそらく3年保証だろう。自賠責は12ヶ月で乗り出し約¥824000也。

 

た、高い。

 

新車なのでコンディションと保証に関しては申し分無いわけだが、それにしても高い。

 

低予算ライダーのワタクシにとってこの金額は余りに大きな数字だった。

 

おまけに納車後1000km程の慣らし運転期間が煩わしい事と、保証期間内はちょっとカスタムを躊躇してしまう事、更には一切のオプションが無い事を考えると…。

 

ただしノーマルの状態に外装キットの付け替えた姿がこの車両の完成形なので、ノーマルの状態の外装一式は差し上げます、とのこと。

 

これでも思わず尻込みしてしまったワタクシは近くのコンビニでコーヒーを飲みながら冷静にいろいろと考える。

 

金額もさることながら、店員の振る舞いに営業努力を一切感じられなかったのもマイナスポイントだった。

 

なんというか、売ろうという姿勢、ちょっと腰を低くする姿勢が感じられなかった。

 

とにかく、ここは目的のお店に行ってみる事に。

 

もはやグズグズしている暇などなく、行くしかないのである。

 

そしてお昼を回ったころ、目的のお店に到着。

 

展示されている在庫車両の中から目的のWR250Xを探すと、ありました。

 

ワタクシの到着を待っていたかの様に(そんなことは無い)そこに佇んでいました。

 

店員に声をかけ前に出してもらう。

 

そしてまじまじと細部を眺めていると、別の営業の方が来て、お電話頂いていた方ですか、と。

 

そうそう、それなら話は早いと、いろいろと話しを進めていく。

 

外装には全体に色褪せが見られる。色が色なだけにある程度は仕方がない。

 

あとはスポークやエンジン、ブレーキ周りやハンドル周り等に塗装の劣化やアルミサビが見られる。

 

残念だがおそらくは屋外保管だったのだろう。

 

エンジンをかけてもらい、軽くスロットルを煽る。

 

若干、昨日試乗した車両やここに来る前に見た車両のそれよりはエンジン音に雑音がある感じはあったが、2007年式の13000km超、入荷以降整備をしていないという事を考えるとまぁこんなもんか、という感じでもある。

 

他に気になる点としてはフロントフォークのインナーに点サビが散見されること。

 

その場で可能な限りボトムさせてみたが、その可動域の中では点サビに達しない様だった。同時にオイル漏れの跡も見られない。

 

オプションとしてリアキャリアがついていて、いずれにせよ必要だと思っていたのでこれはとても嬉しいポイント。

 

他にはオープンエンドタイプのハンドルガード(恐らくワイズギア製品)、ハンドルバーがZETAのものになっている点。これらは可も無く不可も無くといったところ。

 

ただ残念だったのが、タイヤの山が前後ともほとんど無かった事。

 

純正採用のBT090を履いていたが、これは要交換。

 

なるほど…といったところだが、とりあえずお手頃なツーリングタイヤ(ラジアル)に交換する前提で見積もりをしてもらうことに。

 

自賠責12ヶ月で乗り出し約¥560000とのこと。

 

ほう…これは。

 

若干のネガティブな要素はあるものの、お手頃なのではないか。

 

ここでこのまま冷静さを失いたくないことと、時間的にお腹が空いてきたこともあり、一度昼食を取りに行ってきてその後また来ます、と店を出た。

 

近くの牛丼チェーン店で定食を食べながら、いろいろと調べては考える。

 

そして店に戻り、また先程の営業さんと話を進める。

 

聞くと、入荷から約4ヶ月になるが、他にも問い合わせは何件かあったが、タイヤ交換等を考えるとそれなりの金額になってしまう事から皆話をやめてしまったとの事。

 

この車種に乗ろうとする人は皆ハイグリップラジアルを履いてガンガン走りたいのだろう。

 

ちなみにタイヤは候補をいくつか挙げて頂いて、価格と納期などからミシュランパイロットストリートラジアルが良さそう、純正採用と同じサイズを履く前提で。

 

ワタクシの希望として、タイヤ交換するならいっそのことチューブレスキットを導入したいこと、自賠責は60ヶ月などを告げる。

 

先程の見積もりからチューブとリムバンドの金額を引きチューブレスキットを乗せる。取付工賃は結構ですとのこと。これはありがたい。

 

それでもやはりフロントフォークのインナーのサビが気になると話すと、初年度登録から10年以内の車両なので保証が3ヶ月または3000kmつきますとのこと。

 

この間にもしもオイル漏れが発生した場合、シール交換等の修理対応、それでも更にオイル漏れ発生の場合、インナーの交換もするとのことだった。

 

中古車ではフォークは納車整備のとき、曲がりや明らかなオイル漏れがなければ何もしないのが相場らしい。(これはこの営業さんに聞いたのではなく、自身の経験から)

 

確かに、実用に於いて、オイル漏れがなければ問題は無いのである。

 

増して、サーキット走行等の負担の大きな使い方はあまり視野には入れていないワタクシにとっては大騒ぎする程の問題ではないかもしれない。

 

その他の消耗部品としてはバッテリー、チェーン、スプロケットもひとまず現状で乗るには問題なさそうかな。

 

これらの条件で、乗り出し約¥580000也。

 

なんかね、もう、楽しく乗ってるイメージしか浮かばなかった。

 

まさかの、即日契約。

 

頭金として¥20000を収めて注文書の控えをもらう。

 

決め手は車両ももちろんだが、こちらのお店には現在のワタクシの愛車にして超希少車であるホンダ CL400(のカスタム車)を扱っている点が何か不思議な縁を感じた事と、担当して頂いた営業さんが程良い感じの接し方で話してくれたので、こちらに不明な点が無いようにきちんと説明してくれたという事だったと思う。

 

この方の丁寧な話し方とグイグイなわけでもなくアッサリすぎなわけでもなく、かつ全ての質問には疑問に思う事が無いように答えてくれたという仕事ぶりが気に入りました。

 

さらに聞くとこの方もインターカラーが好きで、自身もインターカラーの車両に乗っているとか。

 

やっぱりね、一期一会というのもあるし、最後は人と人の相性が大切ですよ。

 

納車が待ち遠しいのです。